吹きこぼれの原因
パスタやラーメン、うどんにそうめんといった麺類を茹でる時、ちょっと目を離した隙にお湯が吹きこぼれた、なんて経験ないですか?
みなさん、茹でている間は時間が勿体無いので、ついつい他の事をやってしまい、気がつけばお湯が吹きこぼれて火が消えている、といったパターンです。
吹きこぼれの原因は、食材に含まれる「でんぷん質」が溶けてしまうことが原因なのです。
湯面に膜を張ったでんぷん質は蒸発できずに泡となります。
その泡が溜まってきて湯面を押し上げることでお湯があふれてしまうのです。
また、水が沸騰すると鍋の中で対流が起こる。始まりは鍋の中心下部から上へ上へと外へ向かい、それが繰り返す形で対流となるのです。
でんぷん質が多く含まれている米、パン、ナン、いも類、バナナ、カボチャ、豆、うどんやそば・そーめん・ラーメンなどのめん類、スパゲティ・マカロニなどのパスタ類などが特に吹きこぼれてしまう食材のようです。
スプーンで裏技!!
ではさっそく本題へ、使うのは「スプーン」だけ。
まず鍋に水を入れます、そして耐熱性のスプーン1本を火にかける前の鍋の中央に入れておきます。(水の中)
たったこれだけなんです。
先ほども説明したように鍋の真ん中は、対流の始まりです。
その出発点にスプーンをおいて、対流に変化をつけるわけなんですね。
スプーンを入れない時の対流は内から外へ、しかしスプーンを入れることによって対流の向きが逆の外から内へと変化するみたいなのです。
この対流の変化によって吹きこぼれが防げるわけなんですね。
ちなみに・・
ちなみにスプーンじゃなくても、耐熱性のものならなんでもいいみたいです。
フォークや陶器のお皿、茶碗、などなど。
あっ、でもトングは入れないように!!パスタを茹でる時、かき混ぜるものがなくなってしまうので。要注意!!!